赤血球中のヘモグロビンの成分となり、体内に酸素を運ぶ重要な役割を担っています。女性は欠乏による貧血に注意が必要です。

鉄分

鉄分は成人の体内に3~4gあるとされています。その内約70%が血液中の赤血球ヘモグロビンの成分となり、残りの約25%が肝臓などに蓄えられます。ヘモグロビンは体内や脳の隅々まで酸素を運ぶという重要な役割を担っています。そのことにより、体温を正常に維持し、体を機能的に動かす重要な役割があります。鉄分は欠乏しやすく、貧血の原因の90%は鉄分の不足からくるものです。貧血気味、妊娠中、成長期の子供、などは積極的な摂取を心がけると良いでしょう。
鉄分が不足すると、鉄欠乏症の貧血の症状が出る場合があります。血液が十分な量の酸素を体内に循環させられないため、酸素不足から頭痛になったり、心臓が酸素不足を補うために必要以上に活動をするため、動悸・息切れなどを起こす場合もあります。また、冷え性や便秘、下痢などの症状が現れる場合もあります。特に女性は、鉄分が不足しがちになるので、十分な量を摂取することが大切です。逆に鉄分の過剰摂取は心配する必要がありません。
鉄分を多く含む食品には、魚貝類、海草類、大豆、レバーなどが挙げられます。鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、レバーや肉類に含まれるヘム鉄のほうが体内への吸収に優れているため、摂取しやすいと言えます。また、野菜類や海藻類に含まれる非ヘム鉄も、ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ることによって、吸収効率を上げることができます。